太陽と踊らせて Born Balearic

トリプルアップ配給協力作品

2021年7月24日（土）より新宿K's cinema、アップリンク吉祥寺ほか
全国順次ロードショー！

マドリード国際映画祭 ドキュメンタリー最優秀撮影賞
メンフィス映画祭 最優秀音響賞
ニュー・フィルムメイカーズNY セミファイナリスト
サウスイースタン国際映画&音楽祭 セミファイナリスト

｢踊ってる時はみんな恋に落ちている･･･」
自由の島イビサの吟遊詩人DJジョン・サ・トリンサ
ひとりひとりの人生を祝福するように
今日も音を紡いでいく
いつもの時間 いつもの場所で
水平線を眺めながら

台南生まれ新宿歌舞伎町育ちで、TV局や広告代理店に勤めながらも日本社会での自らの立ち位置に窮屈さを感じていた映像作家リリー・リナエは、旅行中に出会った、物語と色彩に溢れるDJジョン・サ・トリンサの音楽に衝撃を受け、居ても立っても居られずイビサとジョンの懐に飛び込んだ。ジョンの誠実で自由な生きざま、イビサの包み込むような風土、流れるバレアリックな音楽。20代の貯金と日米のクラウドファンディングで集めたお金、そして3年間の月日をつぎ込みリナエ監督が全力で作り上げた初めての長編ドキュメンタリー。

 

スペインの東、地中海に浮かぶ世界遺産イビサ島は、世界一のパーティアイランド。夏場はヨーロッパの有名ナイトクラブが店を開け、世界中からスターDJが集まる。しかし、イギリスから移住したDJジョン・サ・トリンサは、島の最南端サリナスビーチで25年間、パーティサウンドとは異なる音楽を紡いでいる。それが、ジャンルレスで物語にあふれたバレアリック・ミュージック。あまりにも自由で垣根のない生き方をする彼の精神そのもの。映画は、そんな風のような伝説的おじさんDJの生きざまを、島に息づく多彩な、しかし時代の波の中で変容もする文化とともに、息をのむような映像とバレリアックな音楽にのせて描き出す。

●音楽
フェアユース
本作での使用楽曲は73曲。8曲はライセンス契約、4曲は著作権者本人からの同意、残り 61曲は、フェアユースというアメリカのルールに基づく使用。フェアユースとは、作品が社会的、公的に有意義であれば（弁護士など専門家による判断が必要）、著作権者の許諾を得ずに著作物を利用しても著作権侵害には当たらないとする制度。教育・報道・研究・調査などの目的で適正に利用する場合などがこれにあたる。著作権専門の弁護士とタッグを組み、フェアユース・オピニオンという正式な書類を作成、フェアユース専門の保険に入ることで、本作への適用を実現した。
使用曲の一部
Be Svendsen／Bones
Floppyedits／#5
José González／This is How We Walk on the Moon
Henry Hall & His Orchestra／The Teddy Bear's Picnic
David Panda & Spatio／I Want You（David Panda's Wanted Version）
Blunted Dummies／House For All（Cousin Cole Remix）
Session Victim／We Want to Thank All Our Friends
Homework／Whipped Cream
Alpha Blondy／I Wish You Were Here
Roberto Rodriguez Feat. Kholi／Tell Me（Jacques Renault Remix）
Unit Blue／Sweer Dreams（Asian Vibe Mix）
Mashti & Jean Von Baden feat Vitor Goncalves／Balkan Buddha
Monolink & Acid Pauli／The End（Mollono Bass Mix）
Duoteque／Intro（Original Mix）
Alexis Georgopoulos & Jefre Cantu-Ledesma／Madagascar
Mirror People／Kaleidoscope
Tuff Little Unit／Joy The Future
K-Paul feat. Ciyu／Que Toi
Hideyo Blackmoon／White Sun
Simon Mills／Dolly Bird
Chris Coco／Summertime（mighty mouse remix）
Cantoma／ Talva Lumi（Apiento Remix）
Cantoma／Alive
Albeniz／Asturias（ Leyenda）（Real Acoustic Guitar）
Jun Miyake／Lilies in the Valley

●ジョン・サ・トリンサ
ホセ・パディーヤやアルフレッドなど世界に名を轟かせるクラブDJとは一線を画し、毎日一畳半ほどの海小屋から音楽を奏でるイビサのローカルDJ。アジア・アフリカ音楽好きにも愛されヨーロッパを中心に多くの熱狂的なファンをもつ伝説的なDJアーティスト。1987年ロンドンでDJのキャリアをスタート、1994年イビサ 島へ移住。 以来四半世紀、サリナスビーチにあるサ・トリンサというレストランに併設された小さなチリンギート（海小屋）で正午から夕日が落ちるまでの8時間あまりDJをする。昼食と夕飯はレストランからウェイターが持ってきてくれ、お気に入りはバジルパスタ。サリナスビーチは世界各地からジョンの音楽を求めにやってくる人々で埋まり、ジョンは気ままに極上の時間を届けている。イビサの繁忙期である夏が終わると、世界中を旅しながら当地の海辺でDJを続ける。

●監督
リリー・リナエ
1986年台南生まれ新宿歌舞伎町育ち。大学でジャーナリズムを専攻後、テレビ局でディレクター兼キャスター。後に大手広告代理店に転職、クリエイティブ・プロデューサーを務め、30歳手前で単独渡米。独立後はNYブルックリンに映像プロダクションを設立。米国フジテレビでのオリジナルコンテンツや、ドキュメンタリー、広告映像まで制作に没頭。コロナ禍により2020年拠点を東京に戻し、NHKなどの硬派な番組やロックバンドのドキュメンタリーを制作。本作は、2017年にプロジェクトを開始し3年間をかけて完成させた長編映画初監督作。リリー・リナエという名は監督名。

 

ジョン・サ・トリンサ（DJ、主人公）
ケニス・バーガー（デンマーク音楽レーベル「ミュージック・フォー・ドリームス」のオーナー）
セシリア・サイモン（「サ・トリンサ」横のマッサージ屋さん）
クリスチャン・アストラ（フランスから移住したファッションデザイナー）
デヴィッド・モス（NYから移住した「オプティミスタ」紙編集長）
イレーネ・モントロ・ギャレコ（「サ・トリンサ」スタッフ）
ペペ（「サ・トリンサ」横で奏でるギター弾き）
ベランジ（イラン出身の民族楽器サントゥール奏者）
クリス・ココ（ラジオチャンネル「メロディカ」を主宰するバレアリック・プロデユーサー・DJ）
ヒデヨ・ブラックムーン（日本から移住したDJ、作曲家）
ユウキ・ヒラタ（日本人のプライベート・シェフ）

 

監督：リリー・リナエ
字幕：リリー・リナエ

後援：スペイン大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京、スペイン政府観光局
協賛：KEY pro、Image Studio 109
応援：AlphaTheta株式会社、Bonobo、BOTCHAN、CBD、PULPlism、Sea'ds mara、Sunrise Shack、ペルノ・リカール
宣伝：ブライトホース・フィルム

配給：オンリー・ハーツ
配給協力：トリプルアップ

2020年 / 日本 / カラー/1.90：1 / 71分 / 5,1ch / 英語・スペイン語・日本語・フランス語

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